福岡県田川郡にてガレージの設計・建築工事を行いました。

 

概要

〇ガレージ

最大間口17.0ｍ　最大奥行20.8ｍ　最高高さ6.0ｍ

外壁　：ガルバリウム鋼板 K型サイディング

カラー：ニスクカラーPro ファインブラック

屋根　：88ルーフ折板

軽量鉄骨車庫

 

〇シャッター

メーカー：文化シヤッター

使用商品：御前様

サイズ　：W6.0ｍ H2.5ｍ

カラー　：ブラック

 

【各階ごとの紹介】

①外観

②１階スペース

③２階スペース

 

外観

〇黒を基調としたシックでかっこいいデザイン

施主様のご希望で外装・内装ともに黒を基調としたカラーで統一。モノトーンで高級感のあるかっこいいデザインとなりました。

外壁のサイディングは凹凸の幅が細いK型サイディングのファインブラックを使用しています。

 

また正面にはGround Art Wallを使用したシャッターゲートを施工。ゲートの高さは約3.0ｍあり、とても重厚感のあるデザインとなっています。

正面に立つとその大きさに圧倒されます。その様子はGround Art Wall本社のYoutube「GAWチャンネル」にて取材いただきましたのでぜひご覧ください。（記事の下部にリンクを掲載しています）

 

門扉は三協アルミのジオグランテを採用。細身の格子がグリルシャッターとマッチするとともに、重厚感のあるおしゃれな雰囲気を演出しています。

 

〇ローラーストーンと浮き階段でおしゃれな外構に

シャッターゲートからガレージまでの導線にはガレージに合わせた黒の乱張り形をローラーストーンで施工いたしました。ローラーストーンは石材やタイルではなく、コンクリートの上を石貼り風に塗装などの技術で仕上げたものとなっています。石の大きさから色まで自由に選択することができます。

 

門扉から玄関までの導線には浮き階段を施工。スロープにせず段差をつけることでアクセントをつけています。

グレーのタイルを使用することで明暗ができ、圧迫感のないアプローチとなりました。

 

植栽はアメリカンガレージをイメージしたものを選定。

左右を石で囲うことで、ロックガーデン/ドライガーデン風にしました。

 

〈階段使用タイル〉ICOT RYOWA： カリラ D25 600角

〈使用石材〉東洋工業：揖斐石

 

１階

〇家のように過ごすことのできる空間

キッチンや寝室、シャワールームやトイレなども完備しており、家のように過ごすことができるようになっています。

全体の内装はコンクリート打ちっぱなし風の壁紙を使用。階段横の壁を一面石貼りにすることでアクセントをつけています。

〈使用石材〉東洋石創：ウォールレッジ フラット TXAB-101

 

　

照明の移動、変更がしやすいように梁にレールを取り付けています。

どこの場所につけるかその下で何をするかによって照明を変更でき、家具の位置が変わった際などは位置をスライドして変えることができます。スポットライトを設置することで照らす場所の自由度が更に上がりました。

 

〇おしゃれなバーカウンター

バーカウンターをオリジナルで施工いたしました。天板には溶岩石を使用しています。

カウンター後ろの壁面は黒のタイル張りがかっこよく光っています。

〈使用商品〉名古屋モザイク：クロジョーロ MRZ-F7050

 

お酒を置きたいというご要望から、ダウンライトのついた壁付けの棚を制作いたしました。上から２・３段目はガラス張りになっており、一番上のダウンライトの光が下まで落ちるようになっています。

 

〇中で過ごしながら車を楽しむことができる空間

１階と２階のガレージに面している壁をガラス張りに。中で過ごしながら車を眺めることができる空間となっています。１階はガラス張りのスライドドアとなっているため、ガレージスペースへの出入りもしやすくなっています。

 

電源を必要とするものや電気自動車にも対応できるよう、ガレージ内の至る所にコンセントを設置しています。また掃除がしやすいように床面はローラーストーンを使用しフラットに仕上げています。

 

〇道具や資材を置けるスペースを

　

車がある方へなるべく道具を置くことがないように、部屋のスペースを3.0ｍほど内側に縮めて倉庫として使用できるスペースを設けました。幅を広く取ってある為、バイクを整備することも可能です。

 

２階

〇自社制作のオリジナル階段

あたたかみを持たせるために踏面には木材を使用。
鉄骨部分は黒色に統一。ガレージの内装全体はコンクリート打ちっぱなし風や鉄骨、黒やグレーでかっこよさを出しつつ、階段や床材に木を使用することで冷たい印象が緩和されます。

 

　

 

〇２階のジムスペース

鉄骨造なので梁にサンドバッグを取り付けることができます。天井を補強する必要が無く、取外しも便利です。
内装のイメージを壊さないように、天井には黒塗装をしたサイディングを使用しています。

 

車を見ながらトレーニングができ、汗をかいたあとは１階にあるシャワールームで汗を流すことができます。奥にはちょっとした居室スペースがあり、休憩したりゆっくり過ごしたりすることもできます。

１階とは別の使い方ができるのは２階建てのガレージの良さですね。

 

〇まわりからの目線を気にせず過ごすことができる２階デッキ

隣地に面する外壁を高くすることで周りからの目線を気にせずにゆっくりと過ごすことができる空間になりました。外壁を縦方向に延長していることで外から見た時にガレージのイメージが崩れないようになっています。

 

他の二面には H1000 の人工木フェンスを施工。下から見た時に中の様子はほとんど見えません。
デッキ材には手入れのしやすい三協アルミの人工木デッキひとと木を使用。

 

 

ＧＡＷチャンネル様、ローラーストーン様に取材いただきました。
Youtube に掲載されていますのでぜひご覧ください！

GAW チャンネル

 

 

 

ローラーストーン